ノルディックウォーキングは、2本のポール(ストック)を使って歩行運動を補助し、運動効果をより増強する(フィットネスエクササイズ)の一種です。
簡単なエクササイズで、さまざまな効果が期待できます。
体力づくりに
ノルディックウォーキングに慣れてきたら、時にはまっすぐの一直線や、ジグザグラインをイメージして歩くなど歩き方に変化をつけてみましょう。バランスをとろうとすることで、下肢以外にも上肢や手など多くの筋肉を使うようになり、十分な筋力トレーニングになります。
メタボ対策に
メタボリックシンドロームが気になる方、体重が重く膝や腰への負担に不安がある方も、ノルディックウォーキングなら安心して行えます。全身の90%の筋肉を使った有酸素運動ですので消費カロリーも高く、糖尿病や脂質代謝異常、高血圧症の予防と治療にも有効です。
生活習慣病予防に
厚生労働省「健康づくりのための運動指針」に基づくと、生活習慣病に必要な運動量は1週間に23エクササイズとなります。運動量を比較すると、「散歩」は、3METs(メッツ)、「速歩」が 4.3METs に対して、ノルディックウォーキングは 5.2METs。週に2回1時間するだけでも 10.2 エクササイズ行うことになり、目標運動量の約半分が達成できます。
*METs とは、身体運動の強さを表す単位。1METs=何もせず座って安静にしている状態。
リハビリ、介護予防に
両手にポールを持って歩くノルディックウォーキングは、3点支持の4足歩行となるため、腰や膝、足首等の関節にかかる負担を大きく軽減できます。高齢者や衰えた筋肉を回復させることを目的とするリハビリテーションでもその効果が期待されています。ただし、ポールに依存し過ぎると逆効果となる場合もありますので、取り入れる際には主治医にご相談ください。
ダイエット、姿勢矯正に
普段はあまり使わない上半身の筋肉をフルに使った有酸素運動を続けることで、楽しく無理のないダイエットが続けられます。また適正な長さのポールを持って歩行することにより背筋も伸び、体幹部のネジレも補正されるため、くびれのある理想のプロポーションに近づけることができます。
ノルディックウォーキングの最大利点は、なんといっても年齢性別を問わず気軽に楽しめ、エクササイズの効率が非常に良いため、一般の方にもノルディックウォーキングが、普及しはじめております。
ノルディックウォーキングを行う際、ノルディックウォーキング靴下を履くとつま先があがり、歩行時の消費カロリーも10%程するとデータがでております。